高垣彩陽と敬語

 9月5日放送の『高垣彩陽のあしたも晴レルヤ』で、番組パーソナリティの高垣彩陽さんが敬語の問題に挑戦していた。それにまつわる話。

①すでにお聞きになられていると思いますが、本日の予定が変更になりました。
 高垣さんの解答は、「お聞きになられた」で不正解。誤りの部分が「お聞きになられている」は合っているのだが、直し方を間違えている。「お(ご)~になる」で尊敬表現になる。その「になる」を「になられる」にすると二重敬語になる。だから、正解は「お聞きになった」になる。

②部長が申されたように、企画書を用意しました。
 高垣さんの解答は、「おっしゃられたように」で不正解。①と同じく誤りの部分の指摘は合っている。それは、「申されたように」。「申す」は「言う」の謙譲語なので誤り。しかし、高垣さんの解答は①の解説に記したように二重敬語になっている。だから、不正解。正解は、「おっしゃったように」になる。

③ご注文はこちらでよろしかったでしょうか。
 高垣さんの解答は、「よろしいでしょうか」からの「よろしいですか」で正解。正解したので、番組では解説が無かった。調べてみると、「よろしかった」は過去形ではなく客に対して確認をする表現である。それを丁寧にすると、「よろしかったでしょうか」になる。これは、敬語表現の問題と言うよりは違和感の問題になる。給仕は「確認」をしたのだが、客は「許可」をすると言う意識を持つ場合がある。その様な状況だと、この表現には違和感が生まれ、「変な表現ではないか」と感じられてしまう。それを取り除くには、客に許可を求める「よろしゅうございますか」や「よろしいでしょうか」を用いると良い。

④詳細は担当の彼に伺ってください。
 高垣さんの解答は、「ご確認ください」からの「お尋ねください」でおまけの正解。「伺ってください」が誤りで、「伺う」は「聞く」の謙譲語なので、尊敬表現は「お聞きになってください」や「お聞きください」になり、それらが正解となる。

⑤高垣様でございますね。ご案内します。
 高垣さんの解答は、「高垣様ですね」からそれ以上の答えが出せずに不正解。誤りの部分は、「ございますね」。「ございます」は「ある」の丁寧語なので、尊敬表現は「いらっしゃいますね」になり、これが正解となる。

 高垣さんも言っていたが、二重敬語はつい、使ってしまう。もしかしたら、違和感も覚えにくいかもしれない。③の「よろしかったでしょうか」は、意見の分かれるところか。国立国語研究所も、Q&Aで誤りとまでは指摘していないから。まつわると言って、何にもまつわっていないな(苦笑)

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