1イニング2併殺打

 4日に北海道日本ハムが記録した、1イニング2併殺について記事を書いてみようと思う。札幌ドームで行われた埼玉西武ライオンズとの試合の4回裏で、陽岱鋼左翼手と高橋信二一塁手に併殺打が記録された。陽岱鋼左翼手のセカンドゴロで埼玉西武の中村剛也一塁手が失策して、陽岱鋼左翼手がセーフになった事によって起こった珍事である。ここで起こる疑問は、陽岱鋼左翼手が2つ目のアウトになっていないのに、何故、彼に併殺打が記録されるのか、であろう。答えは、「併殺打が打撃記録だから」である。

 答えが手許にあるとは思っていなかったのだが、公認野球規則に公認記録の報告書への記載内容についての規定がある。その中に「フェアゴロによる併殺打を打った打者の氏名」と言うものがある。この表現は、所謂、ライナーダブルプレイや三振ゲッツー、そして、タッチアップでのアウトなどを含まない、と考えて良いだろう。さて、その規定の注釈に「打者が併殺打となるようなゴロを打ったとき、第1アウトが成立した後、第2アウトに対する送球を野手が捕え損じたためにその野手に失策が記録されたときのように、併殺が完成されなかった場合でも、その打者には併殺打を記録する」と言うものがある。正に、陽岱鋼左翼手の例がこれに当たる。陽岱鋼左翼手がセカンドゴロを打ち、ボールが二塁のベースカバーに入った遊撃手に転送され、そこから一塁へ転送された。一塁のタイミングは微妙なようにも見えたが、記録員は「併殺打になるようなゴロ」と判断したのだろう。中村剛也一塁手の失策で、守備記録である『併殺』は記録されないが、打撃記録である『併殺打』は陽岱鋼左翼手に記録された。その後、高橋信二一塁手がショートゴロ併殺打を打った為、1イニングで2つの併殺打が記録された。

 私も、アウトが2つにならなくても『併殺打』が記録される場合のある事を知らなかった。現地でスコアを付けていたら、多分、二塁封殺、一塁手の失策で陽岱鋼左翼手の出塁としていたと思う。また一つ野球について勉強になる出来事であった。パシフィックリーグでは48年ぶり、セントラルリーグを合わせても21年ぶりの記録。珍しい事に変わりはない。ところで、Wikipediaに書いてある事は本当かな。過去に中日ドラゴンズが2回、これを記録しているのだけど…。

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