27時間の読み方

 8月8日放送分の『おどろき戦隊モモノキファイブ』のウェブ配信を聴いていたときのこと。フジテレビの『27時間テレビ』の話が出て、司令官(佐藤淳ラジオ関西プロデューサー)が「にじゅうしちじかん・てれび」と言うのに対して、中村繪里子さんと日笠陽子さんが「にじゅうなな・じかん、でしょ」と違和感を表していた。これについて考えてみた。

 日本語における数字の読み方は、幾つかある。例えば、「イチ、ニ、サン、シ、ゴ、ロク、シチ、ハチ、キュウ、ジュウ」や「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ、ななつ、やっつ、ここのつ、とお」など。ところが、4と7については、「よん」と「シ」、「なな」と「シチ」が混ざってしまう。混乱の元は、ここにある。

 ウェブ検索をしてみると、「和語と漢語の違い」などが出てくる。実は、前段のカタカナが漢語、ひらがなが和語である。「和語と漢語は難しいな……」と思い、閃いたのが漢和辞典。つまり、音読みと訓読みの別である。熟語なら、音か訓に揃えるのが基本。そこから外れるものを、湯桶読みや重箱読みと言う。さて、漢数字の音訓を改めて調べてみた。前段のカタカナが音読み、ひらがなが訓読みに、大体、当てはまっている。

 「27(二十七)」に戻る。元アナウンサーでもある司令官が中村繪里子さんと日笠陽子さんの「にじゅうなな」と言う主張に対して全く引かなかったのは、熟語の読み方の基本があったと思われる。「ニ」も「ジュウ」も、音読み。それに揃えるのなら、「7(七)」は音読みである「シチ」にするべき。これを「にじゅうなな」と読むのは、重箱読みになる。元アナウンサーとしては、それが許せなかったのだろう。

 一方、中村繪里子さんと日笠陽子さんの主張も分からなくはない。「7(七)」の音読み「シチ」は、「1(一)」の音読み「イチ」と混同しやすい。それを避けるために、どの状況でも「7(七)」を「なな」と呼ぶことはある。裏返しで、「1(一)」と「2(二)」を「ひと」と「ふた」と呼ぶこともある。詳しくはないが、おそらく、「4(四)」も「よん」に揃えると思う。彼女たちは、そこを重視したのだろう。

 日本語の読みとしては、「ニジュウシチ」が正しいと思う。しかし、現実的な対処策として「ニジュウ・なな」が存在する。ただ、それだけのことである。それにしても、佐藤敦プロデューサーと中村繪里子さんと日笠陽子さんの意見が一致しなかったことが不思議でならない。声優も、言葉を基にした職業。すると、熟語の読み方の基本は知っているはず。それを「世代(年齢)の差」と言うなんて。もし、「世代の差」と言うのなら、音読み・訓読みの意識の強いのが年配、その意識の薄いのが若年と言うことになるか。そう言うことで、あなたは若いよ、繪里子さん(笑)

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