幸運な一勝:湘南ベルマーレ対ベガルタ仙台@平塚(2010年4月25日)

 25日に平塚競技場で行われたJ1公式戦第8節、湘南ベルマーレ対ベガルタ仙台の試合を見に行ってきた。その感想。久し振りの観戦で、見た席は立見席。後ろの方にして高さを稼いでみたが、前後の関係は分かりにくく、そう言う視点からの感想である。

 ベルマーレの先発は、GK野澤洋輔、DF臼井幸平、阪田章裕、村松大輔、小澤雄希、MF田村雄三、ハン・グギョン、坂本紘司、FW中村祐也、田原豊、阿部吉朗。控えは、GK松本拓也、DF古林将太、島村毅、MF寺川能人、永田亮太、FW新居辰基、中山元気。ベガルタの先発は、GK林卓人、DF菅井直樹、エリゼウ、鎌田次郎、朴柱成、MF富田晋伍、千葉直樹、太田吉彰、梁勇基、FW中原貴之、中島裕希。控えは、GK桜井繁、DF渡辺広大、MF田村直也、永井篤、関口訓充、フェルナンジーニョ、FW平瀬智行。布陣は、ベルマーレが4-1-2-3、ベガルタが4-2-2-2だと思う。

 前半は、ベルマーレがショートパスによる中央突破、ベガルタがロングボールによるサイドチェンジを軸とした攻撃を見せる。が、お互いにバランスを崩さないで攻めるのか、最後までは行かない。…と言うのは、ベルマーレだけ(苦笑)。ベガルタは、不用意なカウンターを受けない様に、多少、無理な状態からでもシュートを狙ってきた。…と言うか、シュートで終わる意識が強かった。…と思う。「…」が多すぎるな(苦笑)。兎に角、共にバランスを崩さず点を取りに行くと言う姿勢だから、決定的なチャンスの数は多くなかった。そう言う事で、前半を0-0で折り返す。

 ハーフタイムに、「何処かでベガルタのカウンターの脅威を振り切ってゴールに迫る事が必要」と思っていた。田原豊は前線でのポイントになるが、彼がディフェンダーを引き連れる様な「裏を取る動き」は多くなく、どちらかと言うと守備の方に引っ張り込まれていたので、ベガルタのディフェンダーに脅威を与えられていなかった。また、自分たちが裏を取られない様にしていたため、サイドバックも攻めてはいたが、何か後ろ髪を引かれる様な感じだった。田原が後ろに引かされていた事もあるが、単純に彼の高さを生かす様なサイドからの攻めも見られず、切り込むにしても読まれている様な状態で上手く行っていなかった。そこで、「カウンターの脅威に怯える事無く、前に進んでいく事」が重要と思っていた。

 ベルマーレが後半になってそれが出来ていたのかは、分からない。ただ、ボールを奪う機会が増えたので、ボールを奪って、細かいパスで繋いで相手を崩し、シュートを打って攻撃を終わろう、と言う意識は上がったのかもしれない。基本的な構図は変わらなかったものの、前半との違いはそれだった。そして、ベルマーレに先制点と、結果としての決勝点が入る。後半20分、左コーナーキックを得たベルマーレは、坂本紘司の蹴ったボールに阿部吉朗が頭で合わせてゴールを奪う。久し振りの観戦で、近い方のゴールでの出来事。素直に、喜んだ。柄にも無く、近くの人とハイタッチまでした。

 この後、ベガルタはプレーが雑になっていく。大して脅威とも思えないベルマーレの攻撃に対して、不用意なファールを重ねた。家に帰ってきてから直接フリーキックの数を見てみると、ベルマーレ19に対してベガルタが9。単純にファールの数を示していないかもしれないが、雑な部分でのファールがあったのは事実。幾つかベガルタにも良いシュートがあったとは思うが、大きな脅威とはならず時間が過ぎていった。ベガルタが攻勢を見せるのは、終了間際になっての事。流石に「勝ち点は持って帰ろう」と考えたのだろう。しかし、少し遅すぎてそのままタイムアップ…にはならなかった。ここで、ベルマーレが“子供のサッカー”を見せてしまう。ベガルタの攻勢を懸命な守備で防いでいたベルマーレは、時折、前線にロングボールを出してマイボールにも出来ていた。しかし、変に2点目を狙いに行き、ベガルタの強烈なカウンターを受けていた。それも何とか、ゴールには至らず、タイムアップでベルマーレが勝利を収めた。

 後半になってボールを奪う意志を向上させた事、粘り強く守ってセットプレーでゴールを奪った事は、素直に褒められる。しかし、終了間際に変な欲を見せて攻め、シュートを打てずにカウンターを浴びた事は反省しなければならない。前節(セレッソ大阪戦)は抗い様の無い勢いに乗ってしまっていたが、今回は冷静に対処出来る状態だったはず。ベガルタのカウンターでのシュートは野澤洋輔の正面に来ていたが、あれが決まっていれば「馬鹿な事を…」となっていた。2点目が入れば、楽にはなったとは思う。でも、「楽になろう」と考えた時に大きな隙が出来る。その隙を突いてくるのが、トップリーグのレベル。今回の勝利は、「偶々、点を取られなかっただけ」と考えた方が良い。

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この記事へのコメント

HIRON
2010年04月25日 20:06
こんばんわ。俺も7ゲートで観戦していました。買ったことは素直にとても嬉しいけど、「偶々、点を取られなかった」というのは非常に良い見方だと思います。野澤の好セーブがなかったら、1点か2点は取られていたかもしれないし、ロスタイムはカウンターにつながるような雑な攻めを繰り返していました。

中原を封じたことと、リャンヨンギの調子がいまひとつだったことが、ラッキーでもありました。また阪田とハングギョンが予想以上に頑張っていたとも言えそうです。

何はともあれ、この勝ちを次につなげて欲しいです。
2010年04月25日 21:44
HIRONさん、どうもです。

私も個人的には「素直に嬉しい勝利」ですが、前節の「調子に乗った失点」があったので、こんな結論になりました。1-0は強い勝ち方であると信じていますが、「ゲームを閉めた」と言う感じではありませんでした。

野球の投手ではありませんが、一つの勝利から良い循環が起こる事もあり得ます。そう言う意味では、「今のチームには必要な勝利」ともいえますね。

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