田村ゆかりとてんぷら

 10月26日更新の『喫茶黒うさぎ~秘密の小部屋~』を聴いた。学生が夏休みに入る週の配信から続いていた『隔週更新』が、目出度く、この更新から『毎週更新』に戻るそうだ。それはさておき、番組の最後での田村ゆかりさんの発言からこんな話を書いてみる。

 キングレコードの石岡さん(多分、営業部所属の女性)を弄繰り回していた。その中で作家の矢野了平氏が彼女に「おでんで一番、何が好き?」と聞いた。すると、石田さんは「大根!」と強く答えた。それを聞いて田村ゆかりさんが「大根さあ、困っちゃうよね、おでんの大根」と言い出した。最近、彼女はおでんを作ったそうだ。しかし、1人暮らしの彼女は、普通に作ったら大根が余ると思って半分に切られた大根を買って作ったそうだ。それでも、食の細い彼女にとっては半分に切られた大根でも多過ぎた様だ。鍋を2つに分けて大根を敷き詰めて、その上に他の材料を入れた。すると、上にある他の食材から食べてしまうので、そこから数日間が『大根地獄』になってしまうと苦笑いしていた。その他の材料を大根の上に乗せた事を言うのに、彼女は「その(=大根)上にてんぷらとかが乗って…」と言った。直ぐに彼女は、「あっ、(関東地方では)てんぷらって言わないんだっけ」と訂正して、作家の矢野氏が「さつま揚げですね」と説明した。これを聞いて、思わずニヤリとしてしまった。

 前にもここに書いたが、田村ゆかりさんは福岡県出身の人。イントネーションそのものに博多弁は出てこないが、使う言葉にはそれらしいものが出てくる。その博多弁の1つが、この『てんぷら』になる。矢野氏が直ぐに「さつま揚げですね」と説明していたが、九州の方ではこの『さつま揚げ』の事を『てんぷら』と言うらしい。この言い方は、九州に限らず、主に西日本でのものとなる様だ。オランダ語で「料理」を意味する「tempero」がこの「てんぷらの語源だと言われている。詳しい話は知らないが、多分、油で揚げるものをその様に呼んだのだと思う。だから、油で揚げるさつま揚げを「てんぷら」と言った。因みに、東日本では、薩摩地方から全国に伝わったから「さつま揚げ」と言う。関東地方での「てんぷら」は、正に今の「てんぷら」で、海老や穴子に緩く溶いた饂飩粉を衣として付け油で揚げたものを言う。「じゃあ、西日本でこの意味の『てんぷら』は何と言う?」と聞かれると、「それは分からない」としか答えられない(苦笑)。

 田村ゆかりさんも、上京して長くなっているから、直ぐに「てんぷらと言わないんだっけ」と言ったが、それでも、当たり前に「てんぷら」と出てきたのは、「ああ、本当に方言でその言い方があるのだな」と感じさせられた。「お国訛り」が出ている訳ではないが、この辺でも田村ゆかりさんのラジオ番組は面白い。


【補足の蛇足】
 本文には全然、関係の無い話。同じ配信で、「このお金がAKB48の誰かに届きますように」と書かれた千円札を受け取ったと言うリスナーからのメールを紹介していた。この話を聞いて、田村ゆかりさんは「AKB48(秋元康)と書いて欲しいな」と言って、直ぐ後に「でも、書いちゃダメですよ、直ぐに消える様に書いてもダメですからね」と言った。が、その後も色々と話を膨らませていった。この言い方が伊集院光さんに似ていて、「ラジオが好きなパーソナリティーは同じ様な発想を持っているのかな?」と思ってしまった。単に、「ラジオ好き」と言うよりは「才能を持っている人」となるだけかもしれないけど。何にしても、「やはり、田村ゆかりさんはラジオが好きなんだな」と感じた。

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