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help RSS 「楽をしなかった」先にある勝利

<<   作成日時 : 2010/06/15 23:49   >>

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 6月14日に南アフリカ・ブルームフォンテーンで行われた、ワールドカップ南アフリカ大会グループリーグE、日本対カメルーンの試合をNHK総合のテレビ中継で見た。その感想。

 出場メンバーと試合経過は省略する。気になる人は、ここを見てもらう。この日の日本は、最前線の中央に本田圭佑、右に松井大輔、左に大久保嘉人を配した。守備に難のある本田圭佑を中央に置くことで、その守備の負担を下げると共に、彼の『持ちたがり』を『タメを作る』に変えた。これが良い事かどうかは評価の分かれるところだが、個人的には「勝手に“無い”状況を作ったにしては上出来」と思っている。上手く行く事は少なかったが、松井大輔と大久保嘉人はよく仕掛けていき、チームにそれなりの“流れ”を呼び込んだと思う。阿部勇樹をアンカーに置いたことで、両サイドバックの上がりを期待したが、相手の右サイドにサミュエル・エトオがいることもあって、対峙する長友佑都は上がっていかなかった。まあ、彼はエトオに仕事をさせなかったことで勝利に貢献した、と言った方が良いかもしれない。

 この様に、アンカーを置いた割には厚みのある攻撃をしなかったのは、前後に分かれたわけではないが、前の3人で攻撃を仕掛け、本当にタメ(時間)が作れたら後ろの選手が攻撃に厚みを加えていく。その様なイメージで攻撃していたのだと思う。ただ、日本の得点の時に、遠藤保仁から右サイドの松井大輔にパスが出たように、ボールに絡んでいるイメージはなかったが、遠藤保仁が前目に位置し、それなりに攻撃のタクトを揮っていたようだ。で、その隣にいる長谷部誠が動き回って攻守に貢献する。その後ろを阿部勇樹がカバー。先のイングランド戦と同様、個人のタスクが整理されて、攻守の動きが良くなっていたとは思う。それでも、初戦故の『堅実さ』を取り、ボールを追い越したり、選手の場所が変わったりする攻撃は少なかった。見栄えがせず、不満も残らなくないものではあるが、1点は取ったのだから、今はそれでヨシとしておかなければならない。

 問題の守備。私にはボール奪取のスタートラインが見えにくかったが、失点をしなかったことと、最後まで崩れなかったことで、「良かった」と考えている。Twitterでは「最後まで持つのかしら?」と不安に思っていたが、思っていた以上にカメルーンが個人技のゴリ押しで単調になってくれたこと、恐らくは内紛と思われる理由で一部の変化の付けられる選手の出ていなかったことで、最後まで持ちこたえた。最後の20分ぐらいの守り方で色々と批判が出ているようだが、私にはピッチにいる全員の『意思』が統一されていたように見えていたので、「前進した」と考えている。今までなら、前の選手が「楽になりたい」と考えて点を取りに行き、「点を取られたくない」と考えている後ろの選手と『意思』が食い違い、そのギャップを突かれて失点していた。それを起こさなかったことを素直に褒めてもよいと思う。とりあえず、私はそれを喜んでいる。

 タスクの整理の出来ていたことと、意思統一が図れていたことの2つが、この試合の良かった事だと思う。特に、選手たちの意思統一が出来ていれば、グループリーグで『アップセットの3連発』も夢じゃない。そう言う“希望”の持てる試合だったとは思う。とりあえず、出来の悪い感想文を記しておく。

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